Trist

「家から近い」は代え難い価値。妊婦、育児、介護、療養ー時間を大切にする人のセカンドプレイス。

1.Tristとわたし

私はTrist流山のある南流山に住んでいる3歳児の母、妊婦だ。
Tristを知ったのは拠点立上げ時、”生きていくのに欠かせない「家族」「仕事」「地域」の3つが緩やかに重なる生き方。”というビジョンに共感し、緩やかに応援している立場であった。

10年間、大手企業で時短勤務をしながら安定したキャリアを積んできたが、自分の志を仕事で実現したいという思いもあって起業へのドライブを切る事になった。
いま思えば、Tristに集まっている方々は個性が豊かで、すでに様々なチャレンジをされている方が多かったことから知らず識らず刺激を受けての人生の分岐点だったのかもしれない。自分らしい自分を実現してみたくなる何かが、ここにはある。Tristは遠くから見ていてもそんな場所だ。

2.時間を大事にしたい人の近距離通勤

現在は、株式会社ボーダレス・ジャパン(https://www.borderless-japan.com)に参画して起業準備を進めながら、若者の就労支援を行っているボーダレスキャリア株式会社(https://step-shushoku.jp)のメンバーとして働いている。
妊婦である私を気遣って、社長が「リモートでやれる日はリモート試してみようか」と提案してくれた。事業はスタートアップなのでリモートの人を雇った実績はない。経営者としてはチャレンジングな選択だったのではなかろうか。
求職者との面談など、会社に行く必要のある業務は当然あるのだが、WEBの作業や資料作成などはリモートでも全く問題ない。コミュニケーションはSkypeやSlackなどのツールの活用、作成した資料はドライブで管理するなど、既にオープンソースを利用しての仕事の進め方ができたので、リモートでやる事に不便は全くなかった。
むしろ、自宅から近い環境で仕事をする事で、保育園への送迎や家事の時間確保、通勤ストレスからの解放といい事ずくめで業務の効率は上がっている。ただでさえ混んでる電車はストレスが溜まるものの、つわりや大きなお腹を抱えての通勤は、やはり苦痛以外の何物でもない。

自宅で仕事をしたこともあったが、家庭の光回線だと通信が不安定になることや、一人で数時間やるよりも「誰かの目」があった方が仕事が捗ることから、Tristを利用させてもらったことは非常に有意義であった。
Tristの中は基本的に静かな環境で、入居している企業に勤めている個々人は集中しているが、ちょっとしたコミュニケーションが取れることもまた嬉しいところだ。

私はTristの一番の価値は、この”家から近い職場”というところにあると考えている。
ここには「ダラダラ残業」をするような人はいない。時間を大事にしながら生きている。みんなやっていることは違うけれど、そんな思いを共有しながら、この空気の中にいる。
家から職場が近いということは、私のような妊婦やママだけでなく、育児中のパパ、介護をしている人、自身の病気を療養している人など、多くの人にとってメリットのあることだ。

3.テレワークは大手では難しい?

幸い、今は若い企業の中で働いているからテレワークできているように思えるが、私見では大手の方がテレワークは導入しやすいと考える。
前職でもセキュリティPC・通信カードの配布や、多拠点でも対応できる勤怠システムなどが入っているなど、大手企業の方がインフラにコストをかけている。また、仕事もマニュアル化や分業化されているため、職種によってはフルリモートでOKな仕事もあるだろう。私自身は営業や事業企画をやっており、複数の部署や、取引先、パートナー企業とコミュニケーションを取る仕事をしていたが、コミュニケーションが多い仕事であっても、全くリモートで問題がなかったのではないかと思われる。
では何が導入を阻害する要因だったか?制度と空気であることは間違いない。あの人はなんでリモートOKなんだろう?とか、なんとなく出社しないといけないんじゃないか、という空気。

ダイバーシティ経営を謳っている大手企業でも、制度と空気が追いつかずになかなかテレワークに踏み切れないでいるが、ダイバーシティを叫ぶのであれば是非勇気を出して始めてみてほしいと思う。
人財と時間は、企業にとっても代え難い価値であり、”家から近い職場”は多様な人々をきっと繋ぎ止めてくれる。