Trist

同じシェアオフィスで働くフリーランスがチームを組み仕事をするということ

左から川口、西川、渡部

シェアオフィスと聞くとどのようなイメージがあるだろう。基本的には各々が黙々と業務を進めるというイメージが強いのではないだろうか。

今回は、シェアオフィスTristに入居するフリーランス3名が、チームで1つのプロジェクトに取り組んでみたところ、思いのほかメリットばかりだったのでぜひその例をご紹介したい。

メンバーは川口・西川・渡部の3名。互いにどのような業種で独立しているかさえ把握していない、ほぼ初対面の3名だ。

そんな我々が担当することとなった業務は、国や自治体に関わる、社会的課題の解決策として期待されるプロジェクトのプロモーション業務だ。

メンバー紹介

■川口紗知

広告代理店の営業職、大学での広報職を経て、2020年にフリーランスとして独立。流山市在住2年目。

■西川可那子

人材サービス企業において転職支援や自治体向けの営業、スタートアップ企業での人事を経験後、2020年4月よりフリーランスとして独立。

■渡部直子

出版社で出版企画・営業をする傍ら2017年より地域でフリーペーパーを発行。2020年4月よりフリーランスとして独立。

プロジェクトメンバーでミーティング

今回の仕事の流れ

1)Tristが企業から仕事を受託する

2)受託したプロジェクトに合うスキルを持つ入居者同士でチームを組む

3)Tristと入居者が業務委託契約を結ぶ

4)チームでPR提案書を作成する

5)採択された提案に基づきチーム内で担当を決定

6)業務を進行する

7)Tristから企業へ請求を行う

シェアオフィスでチームを組むメリット 

実績の少ないフリーランスでは獲得出来ないような大きな仕事に携われる

フリーランスは、信頼性の問題から大企業の案件を受託出来ないことが多い。今回はTristが契約主体となったことにより、メンバーは業務委託という形で国や自治体が関わる社会的にインパクトのあるプロジェクトに携わることが出来た。

また、大事なことではあるのだが、独立して正直かなり面倒だと思う業務の1つが契約や金銭的なやりとりだ。それらをTristが受け持ってくれたおかげで、精神的ストレスがかなり軽減し、業務に集中できた。

同じ立場のメンバーと対話することでモチベーションアップ

今回の案件は企画を考える要素が大きく、意見を出し合う時間が重要であった。オンラインミーティングも頻繁に行ったが、Tristに行くとメンバーの誰かがいるため、わざわざ日時を設定しなくても気軽に話が出来た。話をする中で新しいアイディアが湧いてくることもあり、一人で悶々と悩むことはなかった。

また、フリーランスになってみて感じるのは、「孤独」である。

もちろん仕事では様々なクライアントさんと話をする機会はあるが、フリーランスならではの悩みを相談したい時に気軽に話せる相手を見つけることは難しい。

シェアオフィスにただ仕事に来ているだけでは交流は生まれづらいが、今回チームで仕事をすることで更に距離が近くなり、様々な相談ができ、高め合える関係性を構築することが出来た。

(Tristでは入居者同士の交流を図るため、ランチ会やイベントを随時開催している。)

視野が拡大しスキルアップしたことで自信にも繋がった

フリーランスになり、他の人の仕事のやり方を見て学ぶ機会はぐっと減った。

しかし、チームを組むことで、同じ問題に直面してもそれぞれ解決方法が違うことや、視点が違うことが分かり、自身の視野拡大に繋がった。また、それぞれ得意とする分野がハッキリ分かれていたので、互いに敬意を持つことができ、それぞれがプロ意識をもって仕事に取り組めた。

意識したこと

立ち位置やメリットを明確にする

チーム全体としてクライアントから何を求められていて、ゴールはどこにあるのかを都度すり合わせ、また各メンバーのゴールも明確にした。

一人だと方向性がズレてしまっていても気付きにくいが、チームを組むことで軌道修正もスムーズにいき、自信をもって取り組めた。

またこのプロジェクトを通して得たい個人的なメリット(経験・実績・金額)もメンバーそれぞれが明確に持ち都度確認することで、半年以上に渡る長期的なプロジェクトにもかかわらず、ブレずにモチベーションを保つことができた。

お互いの強みを意識する

自身の得意とすることや苦手とすることをチーム内で共有することで、精神的ストレスが軽減され効率が上がった。下手に気を遣い業務量をしっかり平等にしたり、ひとつの業務に数人で取り掛かるよりも、その分野に強い人に思い切って全て任せるようにした。その代わり、ひとりだけに負担がかかりすぎないよう全体の進捗具合は定期的に把握し、都度声をかけたり、手の空いている人に業務を振るなど、バランスを意識した。

このことにより、スムーズな引き継ぎの仕方、依頼の仕方も学んだように思う。

プロジェクトのゴールをチームとクライアントと共有する

クライアントとは遠隔で業務を進めていくので、プロジェクトのゴールを共有した上で、ゴールへのプロセスはこちらの裁量に任せていただいた。

臨機応変に、自由に対応できたこともゴールが明確になっていたからこそだと思う。

プロジェクトを振り返りそれぞれが思うこと

(川口)

フリーランスとしてはなかなか受託できないような大きな企業の案件だったので、チャレンジしてみようと思い参加した。フリーランス同士でチームを組むことで、仕事や人間関係のトラブルなどが心配だったが、お互いにサポートしあうことでまったくストレスなく仕事に取り組むことができた。「友達でもない、会社の人でもない、けれども支え合える戦友。」トリストに入居することで、そのような人間関係を築くことができた。

(西川)

正直初めは専門分野外だし、役に立てるのか不安だったが、尾崎さんやクライアントさんの話を聞く中で出来ることが明確になっていった。また、シェアオフィスのメンバーでチーム

を組んで仕事をするということが面白そうだと思った。結果、参加してみて非常に良かった。様々なバックグラウンドを持つメンバーと一緒に仕事をすることで、自分の強みが明確になったし、メンバーからフィードバックをもらうことで、気づかなかった強みにも気づくことが出来た。

(渡部)

フリーになりコミュニケーション能力が低下していることを不安に思っていた。このプロジェクトには、誰かと協力して何かを成し遂げるという力が今の自分に必要だと思い参加した。結果、自分では気づかなかった自身の仕事に対するこだわりや、強みを発見できた。

また、同じ地域に住んではいるものの、ママ友でもなければご近所付き合いのある人でも友人でもないこの関係は、想像以上にストレスフリーだった。そんなストレスフリーで付き合える心強い仕事仲間が同じ地域にできたことが一番の財産だ。