Trist

コロナ渦でも営業し続ける理由

オープン直後に新型コロナウイルスが感染拡大

「コロナ渦でも、最大限に注意しながらずっとお店を開いてきました」

そう話すのは、お試し保育と一時預かり専門託児所ママズスマイル南流山店、そして柏駅前店店長の井上奈生さん。

南流山店は、TristAirporの2階に2020年1月にオープンしたばかり。

ママズスマイル南流山店の託児スペース

「南流山店のオープン直後から新型コロナウイルスが感染拡大し始め、営業を続けることが本当に正しいことなのかずっと悩み続けました。ただ、小さなお子様がいるママにとって、外出自粛が続くこの日々はどんなに辛いだろうと思うと営業を停止することはできませんでした。」

と井上さんは言う。

子どもを預ける理由はいらない

井上さんの話を聞きながら、私も我が子をママズスマイルさんに預けていた日々を思い出していた。

私には現在4才と2才の子どもがいるが、二人とも0才の時からママズスマイルさんにお世話になっている。

一時預かりの託児所は近所にもあるが、ママズスマイルさんを選んでいた理由は「預ける理由を聞かれない」。これが一番大きかった。

多くの一時預かり所は別日で事前面談があり、預ける理由を詳しく説明しなくてはならない。(そもそも空きがないことも多い。)

「夜にちゃんと眠れていないから、日中に少しでも眠りたい」「疲れた」「一人の時間が欲しい」「美容室にもずっといっていない」

そう思いながらも、預けるための正当な理由にはならないような気がして気後れしていた私にとって、「空いていれば当日預かりもOK」「理由は聞きません」というママズスマイルさんのこの一言はとても力強かった。

2階のママズスマイルさんに預けて1階のTristで仕事を進めたこともあれば(Trist利用時は託児料がなんと半額…!)、家に帰ってゆっくりお風呂に入り、ただただ爆睡したこともある。そしてそんなリフレッシュした後は、子どもにも余裕をもって接することができるから不思議だ。

前職はデザイナー。育休中に託児所の立ち上げを考え始めた。

また井上さんやスタッフの皆さんの大らかな人柄もリピート利用していた理由の一つだ。

今回のインタビュー中も「出産する前までは子どもが苦手だった!」とさっぱりと言う井上さんの笑顔に、当時と変わらない安心感を覚えた。

そんな井上さんの前職はデザイナーで、前職からはイメージがつかない「託児所」の立ち上げを決意したのは産後直後だそう。(ちなみに井上さんのデザインセンスは余すことなく各店舗にも活かされている。)

保育の資格や託児経験がなかった井上さんは、新聞で子育て支援関連の記事を読んでは自身の事業に活かそうとスクラップしていたとのこと。そして気になる人にはすぐに会いに行き、時にはボランティアとして託児の経験を積ませてもらったようだ。

そうした熱い思いやフットワークの軽さが、現在のママズスマイルの仕事やTristとのご縁に繋がっている。

お預かりしたお子さんを抱く井上さん

コロナ渦だからこそ、開いていてよかったと思ってもらえる場所でありたい

そんなバイタリティ溢れる井上さんに、あらためてどんな方に利用をお勧めしたいか聞いてみると

「どんな理由でも、何でもいいんです、本当に。」と答える。

「ネイルサロンや美容室に行くとき、ゆっくり寝たいとき、息が詰まってきたとき、家で仕事に集中したいとき、一人になりたいとき、どんな状況でも、お子様の預け先が無く困っている方の力に少しでもなれるなら」と井上さんは続ける。

コロナ渦の営業は、何かと批判を受けやすい。

それでも営業し続ける理由は、外出自粛が続き大人も子どももストレスが溜まりやすいコロナ渦だからこそ、必要としている人が必ずいるはずだから。

生まれたての子どもと四六時中一緒に過ごしながら、自身もリフレッシュするなんてことは至難の業だ。

そこに同じく自粛をしている夫がいたら、助かる人もいれば、逆に大変になる人もいるかもしれない。

何でもこなさなくてはならないと頑張りがちな新米ママならなおさらのこと。

また、悲しいことだが、家で過ごす時間が長くなったことにより家庭内での暴力のリスクが高まっているのはまぎれもない事実だ。

「ママズスマイル」には、コロナ対策を万全にして、いつでも理由を聞かずに預かる準備をしてくれている人たちがいる。

そんな場所があるだけで、安心して今日も子どもに向き合えるような気持ちになるのは私だけではないはずだ。

同じ気持ちでコロナ渦に営業し続けてきたTristとしても、ママズスマイルさんとともに「ここが開いていてよかった」と思ってもらえるような場所でありたい。